IR IR IR・投資家情報

株主・投資家の皆様へ INVESTORS

 株主の皆様におかれましては、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
ここに、2021年3月期連結会計年度のご報告を申し上げます。

 当連結会計年度における日本経済は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止策等により、一時持ち直しの動きも見られたものの、直近では感染の再拡大が深刻化しており、先行きは極めて不透明な状況が続いております。
 当社グループの主要顧客であるパチンコホール業界においては、感染拡大に伴い、2020年4月7日(当初7都府県、4月16日には全国に拡大)に発出された政府の緊急事態宣言に基づく各都道府県からの休業要請を受け、大多数のパチンコホールが休業する異例の事態となりました。この休業は、5月中旬から下旬にかけて、同宣言が区域別に段階的に解除されるまでの期間、継続してパチンコホール経営企業に多大な影響を与えることとなりました。さらに、感染拡大の影響を受け、同年3月より全国のパチンコホールにおいて、集客を目的とした広告宣伝が自粛され、それ以後の広告需要は著しく減少いたしましたが、6月に入ると都道府県単位で、広告宣伝が段階的に再開されることとなりました。また7月には、店舗施設における集客活動の正常化に向けた動き出しもあり、広告需要は回復基調に転じたものの、 新型コロナウイルス感染症の影響は長期化しており、2021年1月に入ると再び政府より主要都府県に対して緊急事態宣言が発出されたことから、施設利用者の来店自粛や、施設側の広告自粛、抑制の影響を受け、広告需要は再び急減いたしました。

 こうした環境下で、当社グループでは主力の広告事業において、クライアント、さらにはその先の一般消費者のニーズの変化を捉え、コロナ禍において安全で安心の店舗施設利用を全面に打ち出した各種広告企画の立案と提案活動を進めてまいりました。また、パチンコホール広告以外の分野における新規顧客開拓活動に重点的に取り組んでまいりました。
 その結果、当連結会計年度の売上高は7,251百万円(前年同期比34.8%減)、営業損失は290百万円(前年同期は460百万円の利益)、経常損失は268百万円(前年同期は434百万円の利益)、親会社株主に帰属する当期純損失は310百万円(前年同期は31百万円の利益)となりました。

 以上の経営成績をふまえ、当期の配当金につきましては、コロナ禍における事業環境の著しい悪化に伴いキャッシュ・フローがマイナスで推移しており、手元資金の確保を優先する必要があるとの判断の結果、誠に遺憾ながら、無配とさせていただきました。

事業部門別概況のご報告

広告事業

 2021年3月期連結会計年度におけるパチンコホール広告市場は、期初より5月中旬から下旬にかけて、全国的な集客のための広告宣伝自粛により広告需要は激減いたしました。対外的な告知需要がほぼ皆無の状況下において、収益機会は感染防止対策等の店内告知物や、継続課金型のインターネットサービス等に限定されました。その後、2020年6月に入ると業界主要法人において広告活動が再開されたことから、広告需要は回復基調に転じたものの、下期に入ってからの需要の戻りは、おおむね正常時の80%程度にとどまりました。また、パチンコホール以外の広告分野において現在、力を入れているフィットネス施設についても、感染症拡大の影響により広告需要は低調に推移いたしました。なお、2021年1月における緊急事態宣言の再発出に伴い、広告需要は再び急減したこともあり、通期を通して極めて厳しい事業環境にありました。
 こうした環境下において、当社グループでは、パチンコホール向け広告分野においては、テレワークの環境下でも必要なサービスが安定的に供給できる体制を整備するとともに、クライアント広告活動の再開後においては、安全で安心の店舗施設利用を全面に打ち出した各種広告企画の立案と提案活動を進めてまいりました。また、広告のデジタル化がこれまで以上に速いスピードで進むとの認識のもと、動画広告サービスの拡販にも注力いたしました。さらに、この期間、パチンコホールやフィットネス施設の広告需要の急減を経験し、他分野における収益拡大が急務な中、主に首都圏以外における、その他業種の新規顧客開拓を推進いたしました。また、広告事業全体において、営業拠点の集約等を実施し、新しい働き方への対応と、間接コストの削減にも取り組んでまいりました。
 その結果、売上高は7,187百万円(前年同期比34.2%減)、セグメント利益は18百万円(前年同期比97.9%減)となりました。

不動産事業

 2021年3月期連結会計年度においては、連結子会社㈱ランドサポートが所有する千葉県柏市の土地の賃貸収益について、緊急事態宣言に伴う借主の休業により、賃料の一時減額を実施いたしました。また、賃貸仲介物件の引き渡し等に伴う手数料収益10百万円の計上がありました。
 その結果、売上高は57百万円(前年同期比52.3%減)、セグメント利益は15百万円(前年同期比77.1%減)となりました。

その他

 2021年3月期連結会計年度においては、連結子会社㈱ジールネットが運営するキャンピングカーレンタル事業において、コロナ禍におけるアウトドア娯楽需要の高まりを受け、受注が回復基調にあります。
 その結果、売上高は7百万円(前年同期比 88.8%減)、セグメント損失は10百万円(前年同期は154百万円の損失)となりました。なお、前年同期比の大幅な変動は、主として前連結会計年度末において、東南アジアにおけるカジノ運営受託事業を営んでいた子会社GDLH Pte. Ltd.の株式譲渡により、同社を連結の範囲から除外したことによるものであります。

中長期的な会社の経営戦略

 当社グループは、主力のパチンコホール広告分野において、広告サービスの付加価値と生産性の向上を不断に追求し、厳しい環境下においても最大限の収益を確保していくと同時に、特定業種への依存度が高い現状を改善し収益の多様化を実現させるため、常に新たな事業機会を模索し、積極的な事業開発に取り組むことにより、グループの持続的な成長を実現していきたいと考えております。
持続的な成長を実現するため取り組むべき戦略課題のうち、主なものは以下のとおりです。

  1. パチンコホール広告以外の分野における市場開拓
  2. 集客施設におけるデジタルメディアの市場浸透
  3. 事業領域の拡大

 株主・投資家の皆様に対しましては、積極的かつタイムリーな情報の開示を行い、業績に応じた利益還元を方針として、企業価値の最大化に努めてまいります。
 今後ともご支援、ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願いいたします。

以上